アロエとは

植物分類体系上の位置づけ

植植物界キジカクシ目ススキノキ科ツルボラン亜科アロエ属(以下アロエ属)

アロエ写真

アロエの種類

日本国内で利用されている主なアロエをご紹介いたします。
なかでも、キダチアロエやアロエベラは一度は耳にしたことや、実際に見たり栽培をしたことがあるという方も多いことでしょう。


キダチアロエ
キダチアロエ
学名:A.arborescens Mill.
原産:南アフリカ
特徴:日本国内で広く栽培されている品種で、食品、化粧品、医薬部外品原料に多く利用されています。
木のように立つ事が木立(キダチ)アロエの由来となっています。
成長すると日本国内でも4メートル程度の高さとなります。茎は枝分かれして一株で群生しているような姿となります。露地で育成が可能な地域では庭木などにもされており、伊豆地方などでは民家の軒先にある事も多い品種です。
アロエベラ
アロエベラ
学名:A.vera (Linnaeus)Burman.
原産:正確には不明 一説にはインド西部から中東と言われています。
特徴:名称は長い間 A.barbadensis Mill. とされていましたが、Burman の命名が早かった事が指摘され現在は A.vera を使用することが適当とされています。
海外で多く栽培されてメキシカンアロエなどと呼ばれていた事があります。
国内に於いては露地で沖縄県や静岡県などで栽培されています。食品、化粧品原料に多く利用されています。単茎で茎自体は高くは伸びませんが成長した株では90cm程度の葉渡、高さとなります。
アロエ不夜城
アロエ不夜城
学名:A.nobilis Haw
原産:南アフリカ
特徴:主に観賞用として栽培されています。国内には昭和初期に導入。
葉にイボがあり、とげが白く大きいのが特徴で、海外では Golden teeth Aloe などと呼ばれている事もあります。
小型のアロエで露地で栽培した場合、直径は20cm程度で高さも同程度。
アロエ・マキュラータ
アロエ・マキュラータ
学名:A.maculata Allioni
原産:南アフリカ
特徴:一般的にはA.saponaria(アロエ・サポナリア)の名で通っていますが、同一種で命名が maculata の方が早かった事が判明し、現在は同一のものとして、正式には A.maculata となります。
葉の白い斑点と、葉先が枯れてちぢれるようになるのが特徴で、単茎、茎は伸びず高さは10〜20cmほど、上から見下ろしで20〜30cmの大きさとなります。
サポナリアは石ケンの意で、化粧品原料などに使用されています。